2012年12月13日木曜日

ジブリ美術館のクリスマス


パンパグラスとツリー

久々に、ジブリ美術館に行ってきました。
もうすぐクリスマス。庭には大きなツリーが飾られていました。夜は、もっときれいだと思います。

ジブリ美術館は館内撮影禁止なので、写真はこれだけですがクリスマスムード全開。

それにしても平日の10時だというのに大そうな人出でビックリしました。
しかもお客さんの3割は外国人!
アジア系の人が多数ですが、世界中のジブリファンが聖地へ巡礼に来た感じです。
彼らの、お土産の買いっぷりはワイルド。
不景気なんてどこ吹く風~~!!!

さて、ちび山はこちらに来たのは4回目。
ちなみに所長は一度も来たことがありません。

「ナウシカ」も「ラピュタ」も「ハウル」も見たことがなくせに美術館に何度も通うのは、理由があります。それは・・・

まず建物が好きなこと。浅香デザイン室のシンプルテイストとは間逆なんですけど、この御伽噺のような不思議な空間が好きなんですね。

そして15分ほどの短編ですが、質の良いアニメを上映しているところ。

来年の5月まで開催予定です

一番気に入っているのは図書館&書店。
季節に応じて宮崎監督推薦の本が並びます。本に添えられた推薦文がミソ。

気に入れば、その場で購入することもできます。
ちび山もその場の勢いで2300円もするピーター・ボンドの「宇宙探検」を衝動買いしたことが・・・。
ある意味、危険な店です。

また、今回の企画展「挿絵が僕らにくれたもの」は充実した内容で、時間を忘れて鑑賞しました。

19世紀イギリスの童話集の挿絵を原点として、現在のアニメにまで続く通俗文化の継承がテーマ。
って言うと堅苦しいけど、書斎に迷い込んだような展示は凝っているし、なんと言っても当時の画家たちの力量に驚くばかり。

19世紀のイラストが今も活躍


 イラストは原画ではないけれど、それ以上に楽しめるのでお奨めです。

そして、いよいよランチ。
あーあ、ここのカフェって人が並んでいないところ見たことないような。
この日も、とぐろを巻くように列が出来ていたので、ヘタレちび山は即挫折。

相棒とともに、三鷹駅までとぼとぼ歩いて帰りました。



















 




2012年12月5日水曜日

都立上野高校で講演


ご静聴ありがとうございました

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
先週、所長が、母校「都立上野高校」で講演会を行いました。
 
テーマは「建築・デザイン・現場主義」。
 
これはフロンティア講座というもので、一年生を対象とした進路指導の一貫だそうです。
 
毎年、卒業生の仕事の話を通じて生徒たちの職業観を育てることを目的とした、とっても真面目な講座です。
 
このお話をいただいた時は「なんで、あまたいる卒業生の中から所長なんでしょうか・・」と素朴な疑問が浮かびました。
 
というのは歴代の講演者は、すごい肩書きの方ばかり。
大学教授、検事総長、博物館館長、会社社長・・・・。
 
ちなみに一昨年、講演された経済ジャーナリストの須田慎一郎さんは、所長の同期生です。
貫禄が全然違うんですけど。
 

立派な花束をいただきました

「今までが偉い人ばっかりなんで、みんな遠慮してるんだよ。だから僕が今年やれば次の人は気楽にできるでしょ?」
 
なるほど、ものすごいポジティブな母校愛ですね。
 
講演では、建築の仕事を志したきっかけや、色々な人との出会いがあって今があること。またヨーロッパの建築の旅の話など熱く語ってきたそうです。
 
生徒さんたちは、とても熱心に聞いてくれたようで
 
「今の子たちは、僕たちの頃よりずっと真面目だねー」
 
「所長はどんな生徒だったんですか?」
 
「あの頃は制服なかったから、ロン毛にオーバーオール」
 
「・・・・・・・」
 
そうですか。少しでも後輩の皆さんのお役にたっていれば良いのですが。
 
建築に興味を持った生徒さん、ぜひ事務所見学に来てください。狭いけど。